校長メッセージ<如月>

2017/02/03

  中学1年生との面談から   ― 「 成長の春「自然のように逞しく 」―

如月(きさらぎ)、2月を迎えました。如月の語源は、寒さで着物を更に重ねて着ることから、「着更着(きさらぎ)」とする説が有力とされていますが、 その他にも草木の芽が張り出す月「草木張り月」(くさきはりづき)が転じたとする説、草木がよみがえる「生更来」説、「気」が更に来る月など、色々な説があるようです。終わりゆく寒気と迎えくる陽気の攻防が続く春は、寒暖の差が激しいと言われています。それでも2月4日の『立春』を境に、暦の上では春の季節となり、陽気が優勢になっていきます。寒さはまだまだ続きますが、冬枯れの木々も目を凝らして見ると、まだ小さく固いながらもその蕾は、明るい陽ざしのなかで、春に向う生命力と躍動感が息づく自然の逞しさを感じさてくれます。

さて、毎年暮れからこの2月の時期には放課後の時間を利用して、中学1年生全員と一人ずつ校長面談実施しています。既に1組は終了し、2組の後半に入ったところです。面談では、友達やクラス・部活動のこと、授業や勉強のことなど、学校生活のことを自由に話してもらっています。昨年は受験生だった自分を振り返ってもらうことで、実際に中学生としての自分自身のこと(良い面や課題への取り組みなど)も含め、自分の言葉で語ってもらいっています。先ず何よりも嬉しいことは、小学生から中学生になった4月当初にくらべ、自分なりに成長を実感している人がとても多かったことです。通学時の距離や時間も長くなり混雑する車内や交通渋滞のバス利用から学習内容の変化など、それぞれ大変さがあったはずです。面談での最後には、この1年生の締めくくりの時期をどのように取り組んでいきたいかを語ってもらいました。「部活と勉強の両立にがんばる」や「苦手な科目に力をいれたい」など前向きな言葉には、成長とともに逞しさも感じられました。また、学校生活を楽しんでいることが、その笑顔から伝わってきます。身体も一回り大きくなり、顔つきや表情、入室時の挨拶や言葉遣い、何気ないしぐさにも中学生らしさが備わり、今年もまた一人ひとりが大きく成長していることが実感できる時間になりました。

その面談の時に必ず持参してもらうものが二つあります。一つ目は『SSノート(Self-study  Notes)』、二つ目は『家庭学習帳』です。『SSノート』は、見た目の内容は「日直日誌」に似ていますが、その日にやるべきことや、実際の学習時間の自己申告・コメントの記入も含めた自分の段取りノートとして活用されています。自分で自分を後押ししながら、毎日と1週間のスパンでセルフコントロールができるように後押しをしてくれるお役立ちノートです。また『家庭学習帳』は、生徒の皆さんは『カテガク』と呼んでいますが、既に何冊も持参してくれた人がたくさんいました。今年の最高は、15冊目達成という今までの記録の更新が出ました。15冊のノートを持参してくれたのですが、補助バックにはちきれんばかりでした。そのノートの重さは、努力と頑張りの重さでもあります。また学習の習慣が定着していることも中学1年生のこの時期の大きな成長を感じさせてくれることの一つです。勿論、内容は山あり、谷ありで安定している人ばかりではありません。しかし、大切なことは毎日『カテガク』を続けること、それこそが内容以前の大切な勉強です。「継続は力なり、さらに第一の勉強なり」そう思います。また、継続させるためには、自分で時間を捻出しなければなりません。時間を作り出すことは大人でも大変なことです。段取りや工夫をするなど、強い意志がなければ達成が難しいはずです。毎日意識して取り組みながら少しずつ工夫や改善を重ねていくことで、時間にコントロールされる人ではなく、自分で時間をコントロールできる人に成長していきます。さらに『カテガク』は、毎日提出し、担任の先生も必ずコメントをしてくれます。皆さんの成長への励ましや後押しと同時に先生との「コミュニケーショノート」にもなっていることを実感させてもらいました。外はまだまだ厳しい寒さの日々ですが、とても心が暖かくなったように思います。

2月のこの時期、自然は春に向かって逞しく力強くその準備をしています。成長の春、桜丘中学の生徒の皆さんをはじめ、すべての生徒の皆さんが春に向かう自然のように逞しく、自分の成長を信じて、歩み続けてくれることを願っています。

 

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