校長メッセージ<弥生>

2017/03/03

「先輩と後輩の絆」 ― 春に向かう自然のように逞しく ―

春の訪れを実感できる弥生、3月を迎えました。

暦の上では、今年は3月5日が啓蟄(けいちつ)になります。啓蟄の「啓」は、「閉じたものを開く。みちびく」といった意味をもち、「蟄」は、「虫が地中で冬ごもりをする」という意味合いがあり、このことから「啓蟄」は「冬ごもりしていた虫たちが土中から目覚めて出てくる頃」とされています。目を凝らしてみれば桜の木々には、まだ固いながらも既につぼみがしっかりと春に向かって、その歩みを確かなものにしていることを感じます。

 

春は別れと出会いの季節でもあります。3月3日には卒業式があり、4月5日には入学式があります。何よりも桜丘には93年におよぶ伝統と歴史があります。そして、その伝統はとりもなおさず、皆さんの大先輩が日本の時代を反映させながら、第二次世界大戦の惨禍を乗り越え、過酷で厳しい冬の時代にたえ、高度成長期には実社会に貢献すべく社会的自立への道を目指すなど、その歩みを大きく進めました。そして、一歩ずつ太陽の明るい陽射しをあびながら、確実にその歩みは自然のたくましさが優しさを伴って花ひらく春の季節のごとく、しっかりと受け継がれてきたものです。

 

そして、今また、21世紀の時代を担い新たな時代が皆さんに託され、受け継がれようとしています。今皆さんを待っている社会は、グローバル化と人工知能(AI)などIT革命が加速化し、更に価値観も多様化するなど変化の激しい社会です。21世紀という変化の激しい時代に生きる皆さんには、困難なことや辛いことに直面した時にこそ、校訓である「勤労と創造」の精神を発揮してもらいたいと思います。よりよく考え、効果的な工夫をし、そしてそこから新たな創造を生みだすことの喜びを、今度は皆さん自身がしっかりと受け継ぎ、人生という舞台を通して「人生の構想力」を身につけ、力強く生きる先輩たちに続いてもらいたいと思います。

 

論語の「学而第一」の中に「切磋琢磨」という言葉があります。これは普段からよく使われている熟語ですが、正確には石や木を切り取って削っていくうちに丸いギョク(玉)ができることが語源だと言われています。「子貢曰く、貧にして諂うこと無く、富みて驕ること無きは、何如。子曰く、可なり。未だ貧にして道を楽しみ、富みて礼を好む者に若かざるなり。」この内容は、孔子と孔子の親友の遽伯玉(ぎょくはくぎょく)が、旅をしながら歌を集めて「詩経国風」を編纂します。その中で、遽伯玉は人を育てるのは丸い「玉(ぎょく)」を作るのと同じだよ、と言っています。例えば、社会的に地位が高くなる、そこまでが「玉(ぎょうく)」の姿かもしれません。しかしその後の人生をどう使うかによって、その人の人格とその玉(ぎょく)が光る玉(ぎょく)になっていくがどうか、このことを本当に理解できるようになることが大切だと思います。そして、自分の生き方や生涯を通して、向上心を失わない人間であり続けてもらいたいと思います。校訓に学ぶ心を持ち続け、その精神が息づく生き方を大切にすることで、新たな時代を切り拓いてください。先輩たちの世代から引き継いだ多くの財産を桜丘での学校生活を通して後輩としての誇りをもち、活かせるように臨んでください。その絆がより確かなものになっていくことを期待しています。

 

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